加水分解をおこしてベタベタしたザック(リュック)を復活させる方法を試してみた!

自分はザック1つに荷物を入れていキャンプ地まで行くスタイルなんですが、ある日、いつも使っているグレゴリーのザック、バルトロ70から荷物を取りだしたらすべての荷物がめっちゃベタベタしている。。。

なんやこれ!と思って調べてみると、ザックのポリウレタン(PU)のコーティングが劣化で剥がれたせいらしい。

ザックは雨が侵入しにくいように、防水のためにポリウレタンコーティングが適所に施されていて、湿気や経年劣化でそのコーティングが剥がれるとベタベタになってしまうとのこと。

ポリウレタンコーティングの性能が維持出来るのは大体4~5年ぐらいらしい。

メーカーに持ち込んでも修理はしてくれないので、ベタベタしてしまったら買い替える人がほとんどのよう。

日本は高温多湿でどうしても湿気が多い国なんで、いくら頑張って風通しを良くしたり湿気取りを使っても限界はあります。。。

そこで、このベタベタがなんとかならないか更に調べてみると、同じ経験をしている人がいてそのベタベタがとれる方法が紹介されていました。

それは重曹を使う事。

重曹を使えばベタベタがとれるらしい。

雨や雪の中をザック背負って歩かなくてはいけない登山する人は別として、自分のようなキャンパーであれば防水性能はそこまで重要ではありません。

また、ザックは安い買い物ではないので、出来ればまだまだ使いたい。

ちなみに今回のバルトロ70は既に廃盤品で、今はディバ70の名前で販売されている。

定価47,300円。

4~5年で約50,000円のザックが使いもんにならないとかやばいよね。

ベタベタがとれさえすれば、それ以外の生地の性能は問題ないので引き続き使用する事が出来るよねということで実際に試してみました!

これが加水分解をおこしているグレゴリーバルトロ70。

作業はお風呂場で行いました。

ザックは外せるパーツがあれば外した方がいいですが、バルトロは外せそうに無かった(面倒くさかった)のでこのままやることにしました。

画像では分かりにくいんですが、黒いツブツブがベタベタしている元凶。

ポリウレタンは元々白っぽい感じなんですが、汚れが付着して黒いベタベタとなっていて、コーティングされている部分に全体的に付着しています。

今回使用する重曹。

重曹は立派なものじゃなくて100円ショップに売っている重曹で大丈夫です。

お湯を入れます。

適当に重曹をぶち込んでお湯で溶かします。

水だと重曹が溶けにくいので、自分は大体42℃ぐらいのお湯で溶かしました。

適当な重しを置いてザックが全体に浸かるようにします。

重しが無かったり、湯船が使えなかったり、水の量を節約したい場合は大きなビニール袋にザック、重曹、お湯を入れてもいいかもしれないですね。

この状態で一晩漬けておきます。

一晩漬けた状態。

お湯の色が茶色っぽくなっています。

汚れですね。。。

白っぽいツブツブが浮いています。

これがポリウレタンコーティング。

たわしなんかでゴシゴシこすっていきます。

自分ちにはたわしが無かったので金たわしでやりました笑

あんまりごしごしすると生地が傷むのでほどほどに。

ザックによってコーティングされている箇所が違うので、確認しながら落としていきます。

気持ちよくベローンと手で剥がせる場合もあります。

一通りゴシゴシして落としたら重曹を落とす気持ちでザックをすすいでいきます。

この後洗剤で洗う人もいますが、自分は濯いで終わりにしました。

しっかりと重曹を洗い流したら干していきます。

風通しの良いところで日干しにしたり陰干しにしたりして乾かします。

乾かし終わったバルトロです。

無事にコーティングが落とせたようで、ベタベタから解放されてサラサラした手触りになりました。

これでまた新たなザックとして生まれ変わり、使っていく事が出来ます。

重曹でベタベタが落とせると聞いて半信半疑でやってみましたが、本当にびっくりするぐらいベタベタが落とせました!

お気に入りのリュックはあるけどベタベタで使えないと悩んでいる人はぜひ試してみてください!

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